日本の定期/任意予防接種スケジュール[ 20歳未満 ]
ちゃん
(※1)
生後2ヵ月以上5歳未満の間にある者に行うが、標準として生後2ヵ月以上7ヵ月未満で接種を開始すること。接種方法は、通常、生後12ヵ月に至るまでの間に27日以上の間隔で3回皮下接種(医師が必要と認めた場合には20日間隔で接種可能)。接種開始が生後7ヵ月以上12ヵ月未満の場合は、通常、生後12ヵ月に至るまでの間に27日以上の間隔で2回皮下接種(医師が必要と認めた場合には20日間隔で接種可能)初回接種から7ヵ月以上あけて、1回皮下接種(追加)。接種開始が1歳以上5歳未満の場合、通常、1回皮下接種。
(※2)
生後2ヵ月以上7ヵ月未満で開始し、27日以上の間隔で3回接種。追加免疫は通常、生後12~15ヵ月に1回接種の合計4回接種。接種もれ者には、次のようなスケジュールで接種。接種開始が生後7ヵ月以上12ヵ月未満の場合:27日以上の間隔で2回接種したのち、60日間以上あけてかつ1歳以降に1回追加接種。1歳:60日間以上の間隔で2回接種。2歳以上5歳未満:1回接種。
(※3)
2016年4月1日以降に生まれた者が対象。母子感染予防はHBグロブリンと併用して定期接種ではなく健康保険で受ける。
●健康保険適用:①B型肝炎ウイルス母子感染の予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)【HBワクチン】通常、0.25mLを1回、生後12時間以内を目安に皮下接種(被接種者の状況に応じて生後12時間以降とすることも可能。その場合であっても生後できるだけ早期に行う)。更に0.25mLずつを初回接種の1ヵ月後及び6ヵ月後の2回、皮下接種。ただし、能動的HBs抗体が獲得されていない場合には追加接種。【HBIG(原則としてHBワクチンとの併用)】初回注射は0.5~1.0mLを筋肉内注射。時期は生後5日以内(なお、生後12時間以内が望ましい)。また、追加注射には0.16~0.24mL/kgを投与。②血友病患者に「B型肝炎の予防」の目的で使用した場合。③業務外で「HBs抗原陽性でかつHBe抗原陽性の血液による汚染事故後のB型肝炎発症予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)」。
●労災保険適用:①業務上、HBs抗原陽性でかつHBe抗原陽性血液による汚染を受けた場合(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)。②業務上、既存の負傷にHBs抗原陽性でかつHBe抗原陽性血液が付着し汚染を受けた場合(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)。
(※4)
D:ジフテリア、P:百日咳、T:破傷風、IPV:不活化ポリオを表す。回数は4回接種だが、OPV(生ポリオワクチン)を1回接種している場合は、IPVをあと3回接種。DPT-IPVワクチンは、生ポリオワクチン株であるセービン株を不活化したIPVを混合したDPT-sIPVワクチン。
(※5)
なお、生ポリオワクチン(OPV)2回接種者は、ポリオ流行国渡航前を除き、IPVの接種は不要。OPV1回接種者はIPV3回接種。OPV未接種者はIPV4回接種。
(※6)
緊急避難的に接種する場合がある。緊急避難的に0歳で任意の麻しんワクチン接種を受けた場合、それは1回目とは数えずに、定期接種は通常通り行う。
(※7)
KMバイオロジクス(株)、(一財)阪大微生物病研究会、デンカ生研(株)のインフルエンザワクチンは生後6ヵ月以上、第一三共バイオテック(株)のインフルエンザワクチンは1歳以上が接種対象者。
(※8)
血清型A,C,Y,Wによる侵襲性髄膜炎菌感染症を予防する。基本任意接種だが、症状・ワクチンによっては健康保険の適用あり。
(※10)
2015年5月18日から国内での接種開始。血清型A,C,Y,Wによる侵襲性髄膜炎菌感染症を予防する。発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制あるいは非典型溶血性尿毒症症候群における血栓性微小血管障害の抑制、あるいは全身型重症筋無力症等でエクリズマブ(製品名:ソリリス点滴静注)を投与する場合は健康保険適用あり。
[ 国立感染症研究所 定期/任意予防接種スケジュール(2023年4月1日現在以降)より引用一部改変 ]