フリュザクラの副作用

注意が必要な副作用

高血圧

血圧が高くなることがあります。高血圧には特別な症状はありませんが、下記のような症状があらわれることがあります。

  • めまい
  • 頭痛
  • 肩こり

ご自身でできる工夫

  • 定期的(朝・晩など)に血圧を測る習慣をつけておき、血圧の値を常に把握しておきましょう。
  • 食生活の見直し(栄養バランスを意識した食事)、特に減塩を心がけることも大切です。

血圧の測定方法

  • 座って1~2分後に測定
  • カフの高さと心臓の高さをあわせる
  • ご家庭で測った場合は最高血圧135mmHg以上、最低血圧85mmHg以上(病院で測った場合は最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上)が高血圧症とされています。
座ってカフと心臓の高さを合わせて血圧を測定する高齢男性

血圧を測定したら「治療日誌」に記入し、血圧の値に不安がある場合は医師、薬剤師または看護師にご相談ください。
ごくまれに急激に血圧が上がり、緊急を要する重症な高血圧があらわれることがあります。上の血圧(収縮期血圧)が180mmHg以上あるいは下の血圧(拡張期血圧)が120mmHgの高血圧とともに、突然、「頭が痛い」「手足が片方だけ動かしにくい」「胸が痛い」「息が苦しい」などの症状があらわれた場合は、ただちに医療機関に連絡してください。

出血しやすい

フリュザクラを服用している間は、出血しやすくなったり血が止まりにくい状態になることがあり、下記のような症状があらわれることがあります。

  • 鼻血
  • 血尿(尿が赤みを帯びている)
  • 血便(便が黒っぽい)
  • 喀血(咳をしたときに一緒に血が出る)
  • 歯ぐきからの出血
  • あおあざができる
  • 手足に点状出血

ご自身でできる工夫

日頃から出血を招くおそれのある行動をしないようにしましょう。

  • 段差につまずいたりしないように、転倒に注意しましょう。
  • 小さな傷を作らないために、手袋や靴下を着用してください。
  • やわらかい歯ブラシを使い、やさしく歯磨きをしましょう。
  • 鼻をかむときはやさしく行いましょう。
  • 排便のときには強くいきみ過ぎないようにし、便通を整えましょう。
  • 皮膚や口の中、便や尿の状態を観察し、出血がないか確認してください。
出血を避け、小さな傷を作らないための靴下や手袋

出血したときは、清潔なガーゼやタオルなどで強く押さえて止血を試み、出血が止まらないときは、ただちに医療機関に連絡してください。

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このページでは、フリュザクラの注意が必要な副作用についてご説明します。