日常生活の注意点
肝機能を維持するために
患者さんそれぞれの肝臓の状態や体調などによって異なりますが、肝細胞がんの治療中あるいは治療後は、日常生活で次の点に注意しながら、肝機能をできるだけ維持することを心がけましょう。
- 禁煙
- バランスのよい食事
- 適度な運動
- 規則正しい生活
- 肝臓に悪影響を及ぼすストレスの発散、リラックス
- 風邪などの感染症予防(手洗い、マスク、うがい)
- 便秘の改善
- 肝臓の血流をよくするための安静(食後30分間は横になる)、など
なお、肝機能が低下した状態にある場合(肝硬変と診断された場合)には、食事に関して次の点に注意が必要です。
体調の変化や症状に気づいたら
肝細胞がんは治療後も定期的に通院し、体調の変化や再発の有無を確認していきますが、いつもと違う次のような症状に気づいた時には、主治医に連絡して受診するようにしましょう。
- 熱がなかなか下がらない
- おなかが張って苦しい
- 息苦しい感じが続く
- 疲れやすい
- 足がむくむ
- 食欲がない
- 何となく足元がふらふらする
- 手指が震える
- ぼうっとしたり眠りがちになったりする、など