再発又は難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫治療でアドセトリスの投与を受ける患者さんへ
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ホジキンリンパ腫ホジキンリンパ腫とは
ホジキンリンパ腫は、1832年に英国のトーマス・ホジキン医師により発見されました。
ホジキンリンパ腫の発症は、20歳代と50~60歳で多いといわれています。
他の悪性リンパ腫と同様に、首のリンパ節の腫れをきっかけに受診し、診断されるケースが多くみられます。また、健康診断の胸部X線検査で発見されることもあります。
ホジキンリンパ腫は下の表のように「古典的ホジキンリンパ腫」と「結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫」に分類されます。 ホジキンリンパ腫は、治療法の進歩により治療成績が向上しており、治癒を目指すことができる病気です。
ホジキンリンパ腫ホジキンリンパ腫の治療
ホジキンリンパ腫の治療法には、化学療法、抗体療法(モノクローナル抗体)、放射線療法、
ホジキンリンパ腫のタイプ(病型)や病気の広がり(病期)により、治療法が異なります。
また、これらを組み合わせて治療が行われることもあります。
化学療法は、原則として複数の抗がん剤の組み合わせで投与されます。
再発又は難治性の悪性リンパ腫治療は、初回治療の内容や、治療を終了してから再発までの期間によって抗がん剤の組み合わせが変わります。
再発又は難治性ホジキンリンパ腫の治療で使用される主な化学療法※1
成人
化学療法 | 使用する薬剤 |
---|---|
ブレンツキシマブ ベドチン※2 | ー |
ゲムシタビン塩酸塩 | ー |
抗PD-1抗体 (ペムブロリズマブ、ニボルマブ) | ー |
DHAP療法 | デキサメタゾン+シスプラチン+シタラビン |
ESHAP療法 | メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム+エトポシド+シタラビン+シスプラチン |
ICE療法 | イホスファミド+カルボプラチン+エトポシド |
CHASE療法 | シクロホスファミド水和物+シタラビン+デキサメタゾン+エトポシド |
C-MOPP療法 | シクロホスファミド水和物+ビンクリスチン硫酸塩 +プロカルバジン+プレドニゾロン※3 |
小児
・標準治療は確立していません
・初回治療で使われない薬剤を含んだ多剤を組み合わせた治療を行います
・ブレンツキシマブ ベドチン※2
※1 アルファベットは、組み合わせた抗がん剤の頭⽂字などを表しています。
※2 製品名: アドセトリス
※3 副腎⽪質ステロイド