アドセトリスによる治療を受ける患者さんへ

再発又は難治性のCD30陽性末梢性T細胞リンパ腫治療でアドセトリスの投与を受ける患者さんへ

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末梢性T細胞リンパ腫末梢性T細胞リンパ腫とは?

末梢性T細胞リンパ腫はリンパ球の中のT細胞から発生するリンパ腫であり、悪性リンパ腫の一種です。T細胞リンパ腫には下図に示すように、さまざまな種類があります。
このサイトでは主な末梢性T細胞リンパ腫である、末梢性T細胞リンパ腫・非特定型、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、ALK陽性未分化大細胞リンパ腫、ALK陰性未分化大細胞リンパ腫についてご説明します。
上記の4種類のうち、ALK陽性未分化大細胞リンパ腫は30歳以下の男性に発症することが多く、予後が良く治癒しやすいと言われています。一方、ALK陰性未分化大細胞リンパ腫は中高年男性、末梢性T細胞リンパ腫・非特定型と血管免疫芽球性T細胞リンパ腫は比較的高齢者に発症することが多いといわれています。

T細胞リンパ腫の種類と発現頻度

末梢性T細胞リンパ腫末梢性T細胞リンパ腫の治療法は?

再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫の治療は、初回治療の内容や、治療を終了してから再発までの期間によって抗がん剤の組み合わせが変わります。

再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫の治療で使用される主な化学療法※1

成人
化学療法使用する薬剤
ブレンツキシマブ ベドチン※2, 3
ゲムシタビン塩酸塩
ベンダムスチン塩酸塩※4
フォロデシン塩酸塩カプセル※5
ロミデプシン※5
プララトレキサート※5
DHAP療法デキサメタゾン+シスプラチン+シタラビン
ESHAP療法メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム+エトポシド+シタラビン+シスプラチン
ICE療法イホスファミド+カルボプラチン+エトポシド
CHASE療法シクロホスファミド水和物+シタラビン+デキサメタゾン+エトポシド
など
小児

・標準治療は確立していません

・初回治療で使われない薬剤を含んだ多剤を組み合わせた治療を行います

・ブレンツキシマブ ベドチン※2、3

※1 アルファベットは、組み合わせた抗がん剤の頭⽂字などを表しています。
※2 製品名: アドセトリス
※3 ⾮ホジキンリンパ腫のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫にのみ投与します。
※4 ⾮ホジキンリンパ腫の低悪性度B細胞性⾮ホジキンリンパ腫とマントル細胞リンパ腫にのみ投与します。
※5 ⾮ホジキンリンパ腫の末梢性T細胞リンパ腫にのみ投与します。

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