小児リンパ腫の検査と診断
リンパ腫と診断するには、どんな検査を行うのか
治療方針を決めるためには、悪性リンパ腫のタイプ(病型)とがんの広がり(病期)についての正しい診断が必要になります。そのために、さまざまな検査が行われます。
病理検査
悪性リンパ腫かどうかの診断と悪性リンパ腫のタイプ(病型)を判断するために、リンパ節や腫瘤を採取して(生検)、顕微鏡で細胞の形や性質を観察します。骨髄や胸水・腹水の採取で、診断が確定できることもあります。
病理検査は染色体や遺伝子の検査も行い、悪性リンパ腫のタイプも診断します。
がんの広がり(病期)や全身状態を調べる検査
悪性リンパ腫がどこに広がっているか(病期)、治療が可能な体の状態かを調べます。
病歴や症状(発熱、体重減少、寝汗など)、身体所見の他、血液検査や尿検査、放射線検査(胸部X線検査、CT検査、PET-CT検査)などを行います。
・伊豆津宏二(監):もっと知ってほしいリンパ腫のこと. NPO法人キャンサーネットジャパン. 2019: 5.
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