よくある質問
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腎細胞がんが進行すると症状が現れるのですか?
それはどのような症状ですか? -
腎細胞がんが進行した場合に現れる特徴的な症状には、「血尿(尿に血が混じる)」「背中・腰の痛み」「お腹のしこり」があります。
※「腎細胞がんの症状」「腎細胞がんが進行すると」もご参照ください。
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健康診断で受けた超音波検査で腎臓に腫瘍があるといわれましたが、どうしたらいいですか?
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腫瘍には良性のものと悪性のもの(がん)があります。がんの場合でも、腎細胞がん以外に腎盂がんの場合もあります。専門医を受診して検査を受けることをおすすめします。がんが小さいうちに発見できた場合には、一般的に、根治的な治療によって治療後の経過が良いとされています。
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腎細胞がんは遺伝するのですか?
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基本的に、腎細胞がんが遺伝することはありません。しかし、フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病やバート・ホッグ・デュベ(BHD)症候群の患者さんとその家系の方は、若年から腎細胞がんを発症しやすいことが知られています。ただ、どちらもとてもまれな病気です。
※「腎細胞がんになりやすい人とは」もご参照ください。
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治療後はどうしたらいいですか?
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治療後には、手術後の合併症の有無、転移・再発の有無、腎機能の変化などを調べるため、定期的に通院していただき、検査を行います。
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セカンドオピニオンを受けたほうがいいですか?
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納得して治療を受けていただくため、セカンドオピニオンを受けることもよいでしょう。セカンドオピニオンを受けるにあたっては、現在の担当医師から受けた説明をよく理解しておくことがとても重要です。現在の状況、受けている治療法などをよく理解したうえで、何のためにセカンドオピニオンを受けるのか、整理しておきましょう。
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緩和ケアって何ですか?
いつ受けたらいいのですか? -
緩和ケアとは、「病気に伴う心と体の痛みを和らげること」(厚生労働省緩和ケア推進検討会)です。がんが進行してからではなく、がんと診断されたときから必要に応じて受けることが望ましいとされています。患者さんもご家族の方も、心と体の苦痛をがまんせず、初期の段階から、がんの診察・治療と一緒に緩和ケアを受けてください。
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がんの治療のほかにも、いろいろ相談したいことがあるのですが、どうしたらいいですか?
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入院・通院している病院の相談窓口に尋ねてみましょう。また、全国のがん診療連携拠点病院などには、患者さんやご家族のほか、どなたでも利用できる「がん相談支援センター」が設置されています。“こんなこと聞いてだいじょうぶだろうか”などと心配せずに、がんに関することならなんでも相談してみましょう。
<相談できることの例>
- 担当の医師・看護師には聞きづらいこと、医師の説明でわからないこと
- 経済的負担・介護の心配、受けられる助成、支援サービスのこと
- 仕事・学業のこと
- 家族とのかかわり
腎細胞がんの診察や治療を受けるにあたっては、知りたいこと、確認したいこと、疑問に思うことなどを医師・薬剤師・看護師に相談・質問してみましょう。質問事項をメモにまとめ、診察時に持参するのもよいでしょう。そして、病気や治療のことをよく理解したうえで、積極的に治療にのぞんでください。