日本脳炎ワクチン
の接種を受ける方へ
日本脳炎とは?
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感染経路
蚊が媒介して日本脳炎ウイルスをヒトに感染させます。ヒトからヒトへは感染しません。
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主な症状
ほとんどの場合、感染しても無症状で経過しますが、発症すると亡くなる場合もあります。発症すると、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れた後、急激に、光への過敏症、意識障害やけいれんなどの脳の障害が生じることがあります。
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厚生労働省:感染症情報 日本脳炎より
※外部サイトに移動します
日本脳炎ワクチンの接種時期
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定期接種の場合
第1期: 生後6ヵ月以上90ヵ月未満が対象
(標準的接種)初回免疫:3歳以上4歳未満、追加免疫:4歳以上5歳未満。※初回免疫では6日以上(標準的には6~28日)の間隔で2回接種します。
※追加免疫では、初回免疫の2回目接種後6ヵ月以上(標準的には概ね1年)あけて1回接種します。
第2期: 9歳以上13歳未満が対象
(標準的接種)9歳以上10歳未満生後90ヵ月以上9歳未満は定期接種として接種できません。特例: 以下に該当する方は、特例として定期接種として接種が受けられます(特例対象者)。詳しくはお住いの自治体にお問い合わせください。 1995年4月2日~2007年4月1日生まれの20歳未満の方で、4回の接種が完了していない場合。 2007年4月2日~2009年10月1日生まれの方。 -
任意接種の場合
定期接種に該当せず、医師と相談の上接種が推奨されると判断された方が対象です。ワクチンの接種スケジュールは以下のとおりです。
初回免疫: 1~4週間の間隔をおいて2回接種します。 追加免疫: 初回免疫の2回目接種後、概ね1年を経過した時期に1回接種します。 -
定期接種に該当する方は、自治体からの通知をご覧ください。
任意接種に該当する方は、医師と相談し、ワクチン接種を希望される場合は、予診票をよくお読みいただき、接種当日、該当事項を記入した予診票を接種会場へお持ちいただくのがよいでしょう。
日本脳炎ワクチンの接種後の注意
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副反応の発現に注意しましょう(こちらをご参照ください)。
接種後、特に数日間は、健康や体調の変化に注意し、ふだんと変わったことがあった場合は医師に相談しましょう。
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高熱やけいれんなどの異常な症状があらわれた場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。
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接種が終わってからしばらくは、接種した医療機関(接種会場)で、ゆったりとした気持ちで待ちましょう。
まれにワクチン接種への緊張や痛みをきっかけに立ちくらみなど(血管迷走神経反射)が起こる可能性があります。
また、ワクチンの接種によりショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きる可能性もあります。
そのため、ワクチン接種後15~30分程度は接種医療機関(接種会場)などでお待ちいただき、体調がおかしいなと気づいた時に、すぐに、医師や看護師と連絡がとれるようにしておきましょう。※ワクチン接種当日の予定を立てる際は、この待ち時間も考慮しておきましょう。
※ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、公的な予防接種健康被害救済制度があります。定期接種の場合は住民票のある自治体(市区町村)に、任意接種の場合は独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(外部サイトにリンクします)に相談してください。
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注射した部分は清潔に保ちましょう。
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接種当日の入浴は、特別に問題はありません。
しかし、接種当日を含め、接種後に体調がすぐれない場合は無理をせず様子をみましょう。また、注射した部分を強くこすらないようにしましょう。
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接種当日の激しい運動や過度の飲酒は控えてください。