帯状疱疹(たいじょうほうしん)
ワクチン
の接種を受ける方へ
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?
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感染経路
水痘(みずぼうそう)に感染した際に、水痘・帯状疱疹ウイルスが感覚神経に潜み、加齢をはじめとした免疫力の低下により、このウイルスが増殖することでおこります。
50歳以上になると発症頻度が高まり、70歳以上で更に高くなります。 -
主な症状
感覚神経に沿って水疱(みずぶくれ)と紅斑が帯状にあらわれ、強い痛みを伴うことがあります。皮膚症状が治っても持続性の痛みが数ヵ月~数年にわたって続くこともあります。
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国立感染症研究所:帯状疱疹ファクトシートより
※外部サイトに移動します
帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種時期
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任意接種
帯状疱疹ワクチンは任意接種です。公費助成をしている自治体もあるので、住民票のある自治体(市区町村)にお問い合わせください。
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接種対象者
主に50歳以上で、医師と相談の上接種が推奨されると判断された方が対象です。なお、免疫機能が落ちている方や免疫機能を落とす治療を受けている場合は、接種できません。
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公費助成を受けて接種される場合は、自治体からの通知をご覧ください。
医師と相談し、ワクチン接種を希望される場合は、予診票をよくお読みいただき、接種当日、該当事項を記入した予診票を接種会場へお持ちいただくのがよいでしょう。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種後の注意
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副反応の発現に注意しましょう(こちらをご参照ください)。
接種後、特に数日間は、健康や体調の変化に注意し、ふだんと変わったことがあった場合は医師に相談しましょう。
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高熱やけいれんなどの異常な症状があらわれた場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。
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接種が終わってからしばらくは、接種した医療機関(接種会場)で、ゆったりとした気持ちで待ちましょう。
まれにワクチン接種への緊張や痛みをきっかけに立ちくらみなど(血管迷走神経反射)が起こる可能性があります。
また、ワクチンの接種によりショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きる可能性もあります。
そのため、ワクチン接種後15~30分程度は接種医療機関(接種会場)などでお待ちいただき、体調がおかしいなと気づいた時に、すぐに、医師や看護師と連絡がとれるようにしておきましょう。※ワクチン接種当日の予定を立てる際は、この待ち時間も考慮しておきましょう。
※ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、公的な予防接種健康被害救済制度があります。定期接種の場合は住民票のある自治体(市区町村)に、任意接種の場合は独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(外部サイトにリンクします)に相談してください。
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注射した部分は清潔に保ちましょう。
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接種当日の入浴は、特別に問題はありません。
しかし、接種当日を含め、接種後に体調がすぐれない場合は無理をせず様子をみましょう。また、注射した部分を強くこすらないようにしましょう。
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接種当日の激しい運動や過度の飲酒は控えてください。