>園内のご紹介 > 樹木園エリアのご紹介 > 薬用の樹木 > アオキ
Aucuba japonica Thunb. var. japonica アオキ科(Aucubaceae)
生薬名:アオキヨウ(アオキ葉) 薬用部位:葉
関東以西の本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島の樹林下に分布する常緑低木です。3~5月に褐色の花弁を4枚有する単性花(雌雄異株)を咲かせます。果実は大きさ2cmほどの楕円形で種子を1個含み、秋頃から赤く熟します。果実の色、斑入りなど園芸品種も多く、庭木として利用されます。和名の由来は常緑で枝も青いことなどから呼ばれます。葉にはオイコミオシド(モノテルペノイド)などを含み、外用として火傷、はれものに用いられます。民間薬の陀羅尼助(だらにすけ)に艶出しを目的に配合されています。
雌花の中央には柱頭(めしべの先端)が目立ちます。
雄花には葯(花粉が入った袋)があるのがわかります。雄株には実がなりません。
葉に斑の入った園芸品種のアオキ。