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Allium fistulosum L. var.viviparum Makino ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
ネギ(A. fistulosum L.)は中国西部からシベリアにかけて分布している多年草で、本種はその変種とされています。ただし、自然に分化したものではなく、人間の手によって選抜されたのではないかと言われています。5月に花茎の頂点に形成される「珠芽(しゅが)」が櫓(やぐら)に似ていることからこの名前が付けられました。晩春~初夏に珠芽を植えつけることで容易に繁殖が可能です。鱗茎には解毒作用があるといわれています。
花の代わりに「珠芽(しゅが)」と呼ばれる球根状の芽が形成されます。
普通のネギは、ぼんぼり状の花を咲かせることから、一般にこれを「葱坊主」と呼びます。
群馬県特産の下仁田ネギは、葉の緑の部分(葉身)が短くずんぐりむっくりとした形態が特長です。