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Lycopersicum esculentum Mill. ナス科(Solanaceae)
南アメリカのアンデス地方に分布する多年草です。日本には18世紀の初頭にオランダから伝えられたと言われており、貝原益軒が執筆した「大和本草」(1708)には「唐柿」の名前で登場します。しかしながら、独特のトマト臭が敬遠され、我が国で食用として広がり始めたのは明治時代末期からと言われています。生薬名をバンカ(番茄)といい、 果実に健胃作用や食欲増進作があります。その他にも、ルチンとビタミンCに動脈硬化の予防が期待できるほか、リコピンはβカロテンに比べて二倍の抗酸化作用があると言われています。
星型の黄色い花を咲かせます。
ミニトマトは野生種の性質が残っているので、強健で栽培しやすいのが特長です。
黄色い果実の品種もあります。