植物のご紹介

ナンバンカラスウリ

ナンバンカラスウリ

Momordica cochinchinensis (Lour.) Spreng. ウリ科(Cucurbitaceae)
生薬名:モクベツシ(木鼈子) 薬用部位:種子
中国の広西省、四川省などに分布し、山地、林縁に生えるつる性の多年草です。わが国では気温が上がる6月頃より旺盛につるを伸ばして生育します。花は6~8月に開花しますが雌雄異株のため、両株の花が同時に開花しないと結実しません。受粉から約1ヶ月で完熟した果実を形成します。生薬「モクベツシ」は本種の種子で、モモルジン(サポニン)などの成分を含み、消腫、解毒などの作用があります。

雌花

雄花

亀の形のような種子