植物のご紹介

ロウバイ

ロウバイ

Chimonanthus praecox (L.) Link ロウバイ科(Calycanthaceae)
中国に分布する高さ2~4mの落葉低木で、日本には江戸時代初期に渡来したようです。12月下旬頃からウメによく似た花が咲き始め、正月の花材にもなりますが、植物分類上はウメとは異なります。内側には暗紫色の花びらを、外側には黄色の花びらをつけます。名前の由来には、旧暦の12月(蠟月)に咲くことからついた説と、花びらが蠟のような色であるとの説があります。乾燥した花はロウバイカ(蠟梅花)と称し、鎮咳、解熱に用いられます。

変種のソシンロウバイ(Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino)は、内側の花びらも黄色で、甘い香りがします。