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Cymbopogon citratus (DC.) Stapf イネ科(Poaceae)
インド原産で高さ1.5~2mになる多年草です。マレー半島、マダガスカル島、ブラジルなどの熱帯地域で広く栽培されています。高温多湿を好み、日本では冬は室内へ取り込んで越冬させます。全草に鎮痛作用があるといわれ、精油成分としてシトラールを豊富に含むため、強く爽やかなレモンの香りがします。株元は、世界の三大スープに挙げられるタイの代表料理「トム・ヤム・クン」において特徴的な香りや味付けの役目を果たしています。生葉を刻んでお湯を注ぐとハーブティーとしても楽しめます。
温室の中で栽培し続けると、まれに花を咲かせます。
トム・ヤム・クンには欠かせない食材です。
近縁のコウスイガヤ(C. nardus Rendle)からはシトロネラ油が採れます。