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Amorphophallus konjac K.Koch. サトイモ科(Araceae)
インドシナ半島から中国南部に分布する多年草で、地下に球根の一種である塊茎(かいけい)を形成します。日本への渡来は「和名類聚抄」に登場した平安時代とされています。生薬の「蒟蒻(クジャク)」は塊茎を乾燥させたもので、グルコマンナンを含み消炎、利尿作用があります。また、本種の塊茎をすりつぶして糊化させたものに灰汁や水酸化カルシウムなどのアルカリ分を加えて固めたものが食用の蒟蒻(こんにゃく)となります。群馬県や栃木県などの北関東が国内での主産地として有名です。
5月の開花時には悪臭を放ち、ハエの仲間を呼び寄せます。
葉は花が終わった後に展開します。
地下に形成される塊茎は蒟蒻芋と呼ばれ、葉が枯れた晩秋に掘り上げます。