武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園
>園内のご紹介 > 漢方処方園エリアのご紹介 > その他の処方 > 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
体力中等度以下で、神経が過敏で、驚きやすく、ときにあくびが出るものの、不眠症、小児の夜泣き、ひきつけなどに適用されます。本処方は、ヒステリーなどの精神興奮が激しい状態に使う処方として有名です。構成生薬のうち、甘草は急迫(せっぱつまった状態)を改善するといわれています。大棗は胃腸を安らかにし、気を作り出すのを助ける働きがあるといわれています。
植物: ウラルカンゾウなど部位: 根、ストロン性味: 甘、平
植物: コムギ部位: 果実性味: 甘、涼
植物: ナツメ部位: 果実性味: 甘、温