武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園
>園内のご紹介 > 漢方処方園エリアのご紹介 > 感冒薬処方 > 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇くものの、小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎などに適用されます。麻黄は気管支を拡張する作用があり、せきやぜんそくを鎮めます。杏仁は同様にせきを鎮め、たんを取り去る作用を、石膏は熱や腫れを鎮める作用が期待されます。
植物: シナマオウなど部位: 地上茎性味: 辛、温
植物: アンズなど部位: 種子性味: 辛・苦・甘、温
植物: ウラルカンゾウなど部位: 根・ストロン性味: 甘、平
基原: 含水硫酸カルシウム 部位: 繊維状結晶塊性味: 甘・辛、大寒