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Theobroma cacao L. アオイ科(Malvaceae)
用途:座薬の製剤用基剤
使用部位:カカオ脂
中南米に分布する常緑小高木です。生育には年平均気温24~28℃と、気温の変化が少なく、降雨の多い高温多湿条件を必要とするので、熱帯圏でも栽培の好適地はあまり多くないです。日本薬局方では、本種の種子から得た脂肪を「カカオ脂」として収載され、座薬の製剤用基剤として使用されます。
花は幹や太枝に直接着く典型的な幹生花です。
200~400個の花から1個の果実が出来る程度です。
果実には40~60個の種子が入っています。