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Carica papaya L. パパイヤ科(Caricaceae)
熱帯アメリカの高温乾燥地に分布する常緑高木で、成長が非常に早く高さ10mに達します。未熟果実にはたんぱく質分解酵素のパパインがそれぞれ含まれ、国内では腸溶剤の基剤として用いたり、食肉を軟化するために用いられたりします。日本には明治時代にもたらされ、沖縄県、鹿児島、小笠原諸島などで栽培が始まりました。市場に多く出回るようになったのは輸入が許可された1968年以降になります。
本来は雌雄異株ですが、近年は雌雄同株の矮性改良種が育成され、市販されています。
未熟果実に含まれる白い乳液には動物性たんぱく質を軟らかくする消化酵素が含まれています。
葉にも果実同様の酵素が含まれています。