植物のご紹介

メタセコイア

メタセコイア

Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng ヒノキ科(Cupressaceae)
中国固有の落葉高木で、樹高30~40mになる1属1種の植物で、和名を「アケボノスギ」と称します。学名は、三木茂博士(京大・理)が日本で出土した化石に命名されたもので、1943年に中国四川省で生存するものが発見され、1948年に新種として発表されたことから、「生きた化石」と呼ばれています。その後、種子から育成された苗が世界中に配布され、当植物園にはそのうちの1本を1950年に植栽しました。メタセコイアは雌雄同株で幹の上位(1/5程度)に雌花が、それより下位に雄花を着けます(白線)。

1950年に植付けた株の胸高直径は約1.2mになっています。

針葉樹の仲間としては葉が柔らかく、冬に落葉します。

果実(球果)は2cm前後の大きさで、リースなどに用いられます。