植物のご紹介

ムラサキバレンギク

ムラサキバレンギク

Echinacea purpurea (L.)Moench キク科(Asteraceae)
北米原産の多年草で、耐乾性、耐寒性、耐暑性などがあり、極めて育てやすい植物です。草丈は60~100cmになり、初夏から晩秋まで赤紫色の花を咲かせます。和名は、開花終盤に15枚ほどの舌状花(外見上の花びら)が垂れ下がり、その形が「バレン」と呼ばれる「火消しのまとい」に似ていることに由来します。同属のホソバムラサキバレンギクでは、根の成分が免疫系を亢進することが判り、体の防御機能が低下した際にかかり易い風邪や感染症、また皮膚病治療や予防、傷の回復力を高めるなど、「免疫力向上に有効なハーブ」として今や世界中で愛飲されるサプリメント(エキナセアと呼ばれています)となっています。

根を乾燥させたものが生薬のエキナセア根です。

サプリメントとしても流通しています。

同属のE. pallida Brittonにも類似の薬効があります。