植物のご紹介

オウバク

オウバク

生薬名:オウバク(黄柏)
本品はキハダPhellodendron amurense Ruprecht又はPhellodendron chinense Schneider (Rutaceae)の周皮を除いた樹皮です。
生薬オウバク(黄柏)は、成分にベルベリンなどを含み、健胃や消炎作用があるといわれています。一般用漢方製剤294処方では、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、清暑益気湯(せいしょえっきとう)など19処方に配合されています。
昔から旅に出るときは必ず持参し、おなかの不調には内服で、捻挫には外用で使われた生薬です。