コウボク

生薬名：コウボク（厚朴）
本品はホオノキMagnolia obovata Thunberg (Magnolia hypoleuca Siebold et Zuccarini)、Magnolia officinalis Rehder et Wilson又はMagnolia officinalis Rehder et Wilson var. biloba Rehder et Wilson (Magnoliaceae)の樹皮です。
生薬コウボク（厚朴）は、成分としてマグノロールなどを含み、鎮痛や鎮痙作用があるといわれています。一般用漢方製剤２９４処方では、半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）など２９処方に配合されています。
ホオノキは大きな葉をつけます。この大きな葉を使い味噌とネギなどの薬味を焼いて食べる朴葉焼き（ほおばやき）は飛騨地方の郷土料理です。