SBMAの症状とその対策
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嚥下障害
調理の工夫
食材は小さいひと口で入り、かみやすい大きさに切りましょう。
- 麺類はすすらなくていいいようにゆでた後に3〜5cmの長さに
舌でつぶせる程度のやわらかさに煮たり、蒸したりしましょう。
- 圧力鍋などで調理すると、短時間で、より、やわらかくなります
水分が少ない食材は油脂や水分で口当たりをなめらかにしましょう。
- ゆで卵はマヨネーズで和える
- じゃがいもなどのいも類は、じゃがバターやポテトサラダに
- パンはフレンチトーストやパン粥に
- 煮物は煮汁が多めに残るように
市販の「ユニバーサルデザインフード*」も活用しましょう。
*「ユニバーサルデザインフード」は日本介護食品協議会が制定した規格に適合する商品で、食べやすさに配慮した食品です。レトルト食品やとろみ調整食品などがあり、かむ力や飲みこむ力に合わせて選ぶことができます。
また、パッケージにはマークがついています。
口の中でまとまりにくいものやさらさらした飲みものは、とろみやつなぎになる食材を使って飲みこみやすくしましょう。
- とろみの目安はポタージュスープ状(とろみ弱い)〜ヨーグルト状(とろみ強い)です
- ご自身に合ったとろみに調整しましょう
とろみやつなぎになる食材
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たまご
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小麦粉、
パン粉、
片栗粉 -
マヨネーズ、
豆腐やみそ -
ゆでつぶした
里いも、
すりおろした
長芋やれんこん -
ゼラチンや
寒天
たとえば
- ひき肉は卵やパン粉などでハンバーグや肉だんごに
- ジュースはゼラチンなどで固めてゼリーに
- 汁ものは水溶き片栗粉などでとろみをつける
SBMAの病状は、患者さんそれぞれで異なるため、ここで取り上げた内容がすべての患者さんに適応とはならない場合があります。まずは、医師、看護師、栄養士、理学療法士(リハビリテーション担当)等の指導にしたがい、気になる点やわからない点などは気軽にご相談ください。