臓器移植を知る
臓器移植は、患者さんの命をつなぐ重要な医療です。
そして、臓器移植は、第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立たない医療でもあります。
現在、日本では約16,000人が臓器移植を希望して待機しています1)。
それに対し、移植を受けられる人数は、年間約400人です1)。
残念ながら、日本では世界各国に比べて亡くなられた方からの臓器提供が著しく少ないのが現状です2)。
そのため、移植希望者として登録しても長期間の待機を強いられることが多く、臓器移植を受けられずにお亡くなりになってしまう方もいらっしゃいます2)。
このように、ドナーが不足していることから、生きている方から臓器の一部を提供していただく生体臓器移植が行われています2)。
日本における生体臓器移植実施数の割合は、欧米に比べて非常に高いという実情があります2)。
本サイトでは、臓器移植と臓器提供の概要について紹介しています。
臓器移植について知りたい方、臓器提供をお考えの方にとって、お役に立てれば幸いです。
監修:石田 英樹先生 東京女子医科大学病院 移植管理科 泌尿器科 教授