パーキンソン病オンライン

監修:京都大学大学院 医学研究科
特命教授 髙橋 良輔 先生

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日常生活トイレに行くとき

Q.

トイレでスムーズに動作するにはどうすればいい?

A.

視線や動きの“目印”を作るとスムーズになります。

目線の目印をつける
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立って行うときは、バランスを崩したり前かがみに
なりやすいため、目線の目印をつけておくと、
バランスを取りやすくなります。
ふくらはぎを便座に当てて座る
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ふくらはぎを便座につけてから座ると、距離感が確認できて座れます。
スリッパやマットは取り除く
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狭くて動きにくいトイレでは、スリッパやマットは、滑ったり、引っかかって転倒の原因となります。
症状が進んだ時に気をつけること
Q.

トイレで転倒しないか不安です…

A.

狭い空間での方向転換や衣類の上げ下げが転倒のリスクになります。
体を安定させるコツや、方向転換を減らす工夫を取り入れましょう。

壁に寄りかかって衣類を下げる
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バランスを崩して転倒しないように、壁に寄りかかって体を安定させて、衣類を下ろしましょう。
手すりがあると、より動きやすくなります。
ドアや流水ボタンを工夫する
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水を流す時は、リモコンなどで前を向いたままできると楽です。
男性も座って排尿しましょう。
開き戸はノブ側に立つ・スライド式にすると、転倒のリスクを減らすことができます。
定期的にトイレに行く習慣にする
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尿意を感じてからトイレへ行くと急ぐために転倒の
危険があります。
時間やタイミングを決めて行くようにしましょう。

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