再発によって意識した、
病気と向き合っていくこと
卵巣がんと告げられたときのことを教えてください。
忙しく働いていた頃に、不正出血が続いて貧血になりやすくなり、いつもと違う体調の悪さを感じて近所のクリニックを受診しました。そこで、卵管が炎症を起こして卵巣が腫れていることが分かり、MRI検査をしたところ、先生から「おそらくがんです。それもあまりよくないので、すぐに大きな病院を紹介します」と言われ、あまりの衝撃に頭が真っ白になりました。
その翌週に、紹介された大学病院を受診して検査を受けた結果、卵巣がんの可能性が高く手術が必要とのことでした。「ああ、やっぱりそうだったんだ」と思う反面、ずっと夢の中にいるようで、「本当に私の身に起きていることだろうか?」という思いもありました。