治療する

卵巣がんの治療の流れと具体的な治療法を紹介します。

経過観察

手術や化学療法による卵巣がん治療が終了した後、再発の有無を確認するために、定期的な検査が必要になります1)。初めての治療から1~2年目は1~3ヵ月ごと、3~5年目は3~6ヵ月ごと、6年目以降は1年ごとを目安に検査をします2)。検査内容については、自覚症状の有無やお腹の張りなどを確認する問診や、内診、超音波(エコー)検査に加え、必要に応じて腫瘍マーカー検査、CT検査などが行われます3)

監修:東京大学大学院医学系研究科 医用生体工学講座統合ゲノム学 教授 織田 克利 先生

  • 国立がん研究センター がん情報サービス編集委員会 編:がんの冊子 各種がんシリーズ 卵巣がん・卵管がん, 第4版, 2021
  • 日本婦人科腫瘍学会 編:卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン2020年版, 金原出版, 東京, p120-121, 2020
  • 日本婦人科腫瘍学会 編:卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン2020年版, 金原出版, 東京, p122-125, 2020