初めて卵巣がんになったとき
初めて卵巣がんになったときは、まず手術を行ってがんを可能なかぎり取り除き、その後に化学療法を追加するのが基本です2)。がんの進行度合いや、手術で取り切れなかった場合には、2回目の手術を行うことがあります1,2)。また、がんを完全に取り除くことが困難な場合は、化学療法(術前化学療法)を行ってがんを小さくしてから手術を行うこともあります2,3)。化学療法の後は、再発を防ぐことを目的とした維持療法を行うか、または経過観察を行います。
卵巣がんの治療の流れと具体的な治療法を紹介します。
卵巣がんの治療には、手術、薬物療法(化学療法や維持療法)、放射線治療などがあります1)。基本的には、手術で可能なかぎりがんを取り除いた後に化学療法を行い、さらに維持療法を行うか、経過観察するかを選択します。
初めて卵巣がんになったときは、まず手術を行ってがんを可能なかぎり取り除き、その後に化学療法を追加するのが基本です2)。がんの進行度合いや、手術で取り切れなかった場合には、2回目の手術を行うことがあります1,2)。また、がんを完全に取り除くことが困難な場合は、化学療法(術前化学療法)を行ってがんを小さくしてから手術を行うこともあります2,3)。化学療法の後は、再発を防ぐことを目的とした維持療法を行うか、または経過観察を行います。
卵巣がんが再発した場合、患者さんの状態に応じて、化学療法が行われる場合が多いですが、初回治療のように手術が組み合わされる場合や放射線治療が選択肢となることもあります4)。 その後は、初めての治療と同様に、維持療法か経過観察を選択します。
監修:東京大学大学院医学系研究科 医用生体工学講座統合ゲノム学 教授 織田 克利 先生