進行期による分類 1)
卵巣がんの拡がり方(進行期)は、手術前に正確に診断することが難しいため、手術時にお腹の中を詳しく観察して検査することで、Ⅰ~Ⅳ期の4つの進行期に分類されます。
卵巣がんの症状、原因、検査や遺伝との関係について紹介します。
卵巣がんの拡がり方(進行期)は、手術前に正確に診断することが難しいため、手術時にお腹の中を詳しく観察して検査することで、Ⅰ~Ⅳ期の4つの進行期に分類されます。
卵巣がんは、発生した組織によって上皮性腫瘍、胚細胞(はいさいぼう)腫瘍、性索間質性(せいさくかんしつせい)腫瘍の3つに大きく分けられます。このうち、上皮性腫瘍が最も多く、卵巣がん全体の約90%を占めます。上皮性腫瘍は、さらに細かく漿液性(しょうえきせい)がん、明細胞(めいさいぼう)がん 、類内膜(るいないまく)がん、粘液性(ねんえきせい)がんなどに分けられます。
監修:東京大学大学院医学系研究科 医用生体工学講座統合ゲノム学 教授 織田 克利 先生